千代田絨毯株式会社

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藝術絨毯について


 千代田絨毯『藝術絨毯の世界』

 弊社も創業32年を迎えまして、さらなる手織り絨毯の世界を追究すべく研鑚してまいりました。この度、東京藝術大学美術学部工芸科教授三田村有純先生の指導・監修により、『アール・ヌーヴォーと藝術絨毯』と『シルクロードの藝術絨毯』の2冊を上梓し、一般書店で発売されることとなりました。(発売中)
 弊社では長年手織り絨毯を一筋に手掛け、そのデザイン・彩色の深さ、手織り技術の巧みさをいかに市場に発信して行くべきか、試行錯誤を重ねて参りました。このことにつきまして、三田村教授は「手織り絨毯は工藝の分野の中でも特にすぐれた藝術である」と喝破されて、これらの絨毯を単なる「美術絨毯」という呼称ではなく、『藝術絨毯』と正式に名付けて頂きました。また美術評論家であり宗教学者の「柳宗悦(やなぎむねよし)」は昭和3年の著作「工藝の道」(講談社学術文庫2005年)の中で、「あのペルシャ絨毯を見られよ、何の某(なにがし)が作ったかを問うことなくしてその美を感じる。そうしてそれは仕事に携わるどのペルシャ人も作り得たのである。しかも分業によって多くの者が合作したのである。いかに美しくともそこには一個人に限られた世界はない。しかも誰も作ったあの絨毯に、醜いものがあったろうか。」と、絨毯は一個人の個性の工藝ではなく、大衆によるすぐれた藝術工藝であると述べています。
 当社ではこのような偉大な芸術評論家や高名な芸術家の言葉が、絨毯の本質を正しく衝いているものであると考えて、この機会に今後後世に残せるような絨毯を『藝術絨毯』と呼称することに致しました。その記念すべき最初の年を、今年2006年(平成18年)の春と致します。

【三田村有純(みたむらありすみ)教授 プロフィール】
1949年東京に生まれる。
1975年東京藝術大学大学院漆芸専攻終了。
1998〜99年、ベルギー王立H.I.F.A.客員研究員としてヨーロッパ各国で在外研究を行う。
現在、東京藝術大学教授、日展評議員、現代工芸美術協会評議員。
著書に『漆とジャパン 美の謎を追う』(里文出版)。
共著として『父の背を見て』、『再美日本』、『中国、韓国、そして日本』(ともに里文出版)がある。

「絨毯の世界は単なる工芸・装飾の域では語れない」

かの岡本太郎画伯は"藝術は爆発だ!"と咆哮しました。江戸蒔絵師赤塚派10代目にして東京藝術大学美術学部の三田村有純教授は、シルクロードの各地を旅して、「手織り絨毯はすごい!(教授は「手絡絨毯(手がらみジュウタン)」が正しいと主張する)絨毯作りには現代の芸術家が忘れかけている藝術の真髄がある。これらの絨毯を見ていると、宇宙と人間が一体となった時間的・空間的な世界を彷彿とさせる。人の魂を揺り動かし人間の五感を研ぎ澄ますという意味で、まさに絨毯は藝術!」と熱く語ります。





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